Wineプログラムの自動起動

特に変わったことをするわけではないが環境変数周りを設定して起動する

systemdのシステムの場合には /etc/systemd/system 以下にスクリプトを記載する。今回は d2gs.service という名称で作成

[Unit]
Description = Diablo2 Game Server (d2gs)

[Service]
#After=bnetd.service d2gs.service d2cs.service
ExecStartPre=/etc/init.d/diablo start


EnvironmentFile=/etc/systemd/system/d2gs.env
User=hideaki
WorkingDirectory=/opt/d2gs
ExecStart=/opt/wine/bin/wine D2GS.exe
Restart=always
Type=simple
PIDFile=/opt/d2gs/d2gs.pid
KillMode=process

[Install]
WantedBy = multi-user.target

今回の対象となっているプログラムは事前に d2gs bnetd 等のサービスが起動している必要があるので after などで指定ができる(今回はそれらのプログラムが正常にRCを返さないのでうまく実装できてないが)のでプログラムの前後関係を持ちたい場合には systemdのこの機能はおすすめです。

環境変数は同じ EnvironentFileで指定します。内容は環境変数の定義です。

WINARCH=win32
WINEPREFIX=/home/hideaki/.wine_dia

これでWineの環境切替を正常に行うことが出来ます。

Macbook 1,1 に rEFInd を導入する

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Ubuntuの導入したときに UEFIブートになっておらず BIOS ブート位なっていたのですがようやく UEFIにすることが出来ました。Macbookは、EFI領域がなくBIOSブートの領域だけでもBootManagerが起動してくれるので問題はないのですが非常に時間がかかります(大体20-30秒前後)

rEFindの導入

今回パーティション構成は次のようになっています。

Disk /dev/sda: 234441648 sectors, 111.8 GiB
Model: CHN 25SATAA3 120
Sector size (logical/physical): 512/512 bytes
Disk identifier (GUID): 5B9C2F29-F02D-4A76-B09A-1E8E1DEAF557
Partition table holds up to 128 entries
Main partition table begins at sector 2 and ends at sector 33
First usable sector is 34, last usable sector is 234441614
Partitions will be aligned on 2048-sector boundaries
Total free space is 2925 sectors (1.4 MiB)

Number  Start (sector)    End (sector)  Size       Code  Name
   1            2048          249855   121.0 MiB   EF00  
   2          249856       234440703   111.7 GiB   8300  

UEFIのソフトウェアは rEFnd を利用します。

  • rEFind をこちらからダウンロード
  • ドネーションウェアになっていますが無料でダウンロードできます。
  • 解凍後 sudo ./refind-install を実施します。

設定の確認

今回の場合には /dev/sda1 に導入したファイルが入っています。これを /boot/efi にマウントし確認することが出来ます。

$ sudo -i
$ mount /dev/sda1 /boot/efi
$ ls -l /boot/efi/EFI/BOOT
合計 640
drwxr-xr-x 2 root root    512 12月  1 23:39 drivers_ia32
drwxr-xr-x 3 root root   6144 12月  1 23:39 icons
drwxr-xr-x 2 root root   1536 12月  1 23:39 keys
-rwxr-xr-x 1 root root    136 12月  1 23:39 BOOT.CSV
-rwxr-xr-x 1 root root 202624 12月  1 23:39 bootaa64.efi
-rwxr-xr-x 1 root root 201600 12月  1 23:39 bootia32.efi
-rwxr-xr-x 1 root root 208776 12月  1 23:39 bootx64.efi
-rwxr-xr-x 1 root root  32029 12月  2 22:32 refind.conf
  • Macbookは、この bootia32.efi を利用して起動してきます。
  • refind.conf が設定ファイルになっています。

  • 標準では上記のような感じで動きます。Macbookの場合には、option を押しながら起動した場合ブートソフトウェアを選択することが出来ます。その後こちらのブートマネージャーを起動することが出来ます。
  • refind.conf に定義している起動設定や自動で検索し発見された設定が表示されます。

grubとの関係性

  • grubは、BIOSブートで起動後にシステムを起動することが出来るブートマネージャーです。
  • Kernelに対して様々な設定を与えて起動することが出来ます。
  • grub-efi という機能は grubxxxxx.efi というEFI経由で起動するブートマネージャーでEFIからgrubの設定ファイルを利用して起動することが出来ます。
  • rEFind経由で grubxxx.efiがない場合でもレガシーブートという項目でBIOSブートを行うことが出来ますのでその際にはdiskにgrubが導入されていれば通常のBIOSブート同様の画面が表示されます。

refind.confの設定

メインで起動させる Ubuntu を追加します。

menuentry Ubuntu {
    icon EFI/BOOT/themes/tux-refind-theme/icons/os_ubuntu_original.png
    volume 0f0adafd-53a4-4915-a5e7-cd0f34493d34
    loader /boot/vmlinuz-4.15.0-39-generic
    initrd /boot/initrd.img-4.15.0-39-generic
    options "ro root=UUID=a16fd3ad-0ea8-4f95-9ccf-74a46189985b text nomodeset"
    #disabled
}
  • Volume は、sudo blkid /dev/sda2 を実施した結果の PARTUUID を指定します。
  • loader, initrd は /boot 以下のファイルを指定します
  • optionでは grubなどで指定している項目同様の指定です。
  • Macbook1,1ではそのまま起動すると残念ながらディスプレイドライバの都合なのか画面が崩れて起動できません。Grubではその設定を回避するために # insmod gfxterm とコメントアウトして対応をしていました。またその際には nomodeset で起動すると解像度が 1024×768しか選択できず思う解像度が出なかったため利用してませんでしたが UEFIブートでは問題なく利用できたのでオプションを ro text nomodeset を追加しています。
  • timeout 1、起動の待ち時間
  • scanfor manual,optical,hdbios,biosexternal、検索対象の絞り込み
  • default_selection “Ubuntu”、ディフォルト起動ディスクの選択
  • include themes/tux-refind-theme/theme.conf、テーマファイルの読み込み
  • legaacyfirst、アイコンの順序

まとめ

起動時間が圧倒的に短縮しました。ブートマネージャーが小奇麗になりさらに起動が早くなり満足です。
実は当初 grub-efiを利用しようと思っていたのですが grubがコンパイルできず諦めました。

Ubuntu on MacBook 2006 への道は険しい(2)

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Ubuntu on MacBook 2006 への道は険しい

  • Window-Manaerに LXCD フレーバーを選択しています。(sudo apt install -y lubuntu-desktop
  • アイコンは懐かしのBeOSアイコン(一周回ってここに来た感じ)
  • 複数起動しなければ速度的には耐えられるかんじ。
  • SSDにしたら劇的に変わるのかはちょっと謎(試してみて行きもするがもう一度セットアップするのも面倒。同じ容量のSSDは買う気が起きない。)
  • macOSにおけるバックアップと似た感じのものは timeshift というものがあるが実際のリストアまではまだ確認できていない。
  • AWS Workspacesは起動できるようになったので仕事では便利(ただ日本語入力切り替えがキーボードから出来ない)
  • Terminalアプリは Guake というアプリが便利(F12キーで上からスルスルって降りてくる。Ctl+矢印キーでサイズも簡単に変更できて楽ちん)
  • Touchpadの設定は Touchpad Indicator でGUIから簡単に設定
  • Bluetooth経由でマウスも利用可能な事を確認
  • 日本語キー入力がたまに意図しない確定があるが概ね良好
  • オフィスはGoogle Docsを利用しておりローカルアプリは利用してないが全く不便していない。むしろブラウザのみ動けばいいので軽い。
  • 本体が古いのでディスプレイがぼやけている。あと白が飛んでいる感じ