ハードウェア

QNAP 第11回: Firmware 4.0.1 リリース

家で利用している TS-219P II にもついに version 4.0.1 が登場しました。

Qnap Version 4

がらっと変わった新しいバージョンが登場しています。先日 219の後継機が発表されてハードウェアよりもOSが新しくならないことにがっかりしていたのですが遅ればせながら219にも登場して来ました。嬉しいですね!

データをこちらからダウンロードして、アップデートすればOKです。

とは言うものの人柱(?)になる勇気もなく放置中でございます。だってこのNASには大事なデータがしっかり詰まっているので怖いのだ(前回同じようにバージョンアップして失敗して(リカバれたけど)いるので。。。

機能面では何か新しく出来るようになったのかというと Qsyncという機能が使ってみたかったりします。家にWindowsマシンもあって嫁さんが使っているのですが結構大事になデータとかもあるので以前から Microsoft の Synctoy で動機をしています。

これがあると意識せずにバックアップが取られているというのがいいですね。大事なのはデータなので

次になにか記事をかくときには試してみたいと思うけど。あんまり日本語のqnapの記事がないので何かの参考になれば幸いです。

QNAP 第10回: Webサービスが起動しない

Qnapのバージョンを上げたあとにWebサービスが起動しない状態になっていました。

原因は不明ですがリセットしたせいですかね?

sshで中をみてみるとおかしな箇所が見つかったので修正して無事に動きました。

[/usr/local/apache/bin] # ./apachectl start
apache: Could not open configuration file /etc/config/apache/apache.conf: No such file or directory

直接起動してみると /etc/config/apache/apache.conf がないと言われます。実際に確認すると /etc/config/apache のディレクトリ自体がありません。 /etc/config/apache.conf 等フィアルがあるのが見受けられる状態になっています。この状態で apache ディレクトリを作ってファイルをコピーしても実際には動きません。

[/etc/config] # mkdir /etc/config/apache

この後に、Web管理画面からリセットを行います。

スクリーンショット 2013 05 24 1 29

ウェブの設定箇所のしたの方に「復元」というのがあるのでクリックをします。この行為により /etc/config/apache 以下が以下のような構成になります。

[/etc/config/apache] # du -a
40	./mime.types
4	./extra/apache-ssl.conf
4	./extra/apache-msv2.conf
4	./extra/apache-dav.conf
4	./extra/apache-musicstation.conf
4	./extra/apache-photo.conf
24	./extra
8	./apache.conf
8	./apache.conf.tmp
16	./magic
100	.

このような状態になった原因は不明ですがとりあえず起動できたので良かったです。

QNAP 第9回: Firmware update 3.8.3 で失敗?

ふと、管理画面にログインしたらアップデートが出ていたので気楽にアップデートを実行したらうまくいきませんでした。 3.8.2 -> 3.8.3 となります。

管理画面にログインしたら画面上にアイコンが表示されない。sshで接続できるけど、「共有ドライブ」は使うことが出来ず。

という状況でした。

色々慌てていたのですが最終的には「手動アップデート」及び「アドバンスドリセット」の実施で解決に至りました。画面とかさっぱりキャプチャできていないのですがメモを残しておきます。

手動でのファームウェアアップデート

上記のリンクに手動で実施する方法が記載されているのでそのまま実施してみました。

# cd /mnt/HDA_ROOT/update
# wget http://download.qnap.com/Storage/TS-219TurboNAS/TS-219_20130426-3.8.3.zip
# unzip TS-219_20130426-3.8.3.zip
# ln -sf /mnt/HDA_ROOT/update /mnt/update
# /etc/init.d/update.sh /mnt/HDA_ROOT/update/TS-219_20130426-3.8.3.img

上記の様に実施し、完了後に #reboot を実行しました。
実際の成功したかどうかの設定ファイルは /etc/config/uLinux.conf を確認することでバージョンなどがわかります。

スクリーンショット 2013 05 19 23 40

アドバンスドリセットによる初期化

この時点では、まだ実際には管理画面でアイコンなどが表示できず結局どうにもできない状態になっていました。仕方ないので最終案として「アドバンスドリセット」で初期化してみます。

アドバンスドリセットですが「HDDの内容は消えない」です。構成情報が初期化されるだけです。

背面にある小さい穴がリセットボタンです。
10秒間押しましょう。2回ほどビープ音がなります。

最後に

このようなこともあるので、構成情報をバックアップした後にアップデートなどの作業を行うようにしましょう。これだけでも「アドバンスドリセット」が使えるのでだいぶ安全になると思います。

スクリーンショット 2013 05 19 23 42

また、今回のアップデートの影響なのかは不明ですがひとつ変わったことがありました。

前回ディスクの不良で、不良クラスタを騙して利用していたのですが数日後には結局同じ状況になっていました(使えていない状況)。諦めて別のディスクを購入することも考えたのですが今回のアップデート後に以下のようにディスクが「正常」(本来は「良好」)というステータスで使用できる感じになりました。

スクリーンショット 2013 05 19 23 45

というわけでいつまで利用できるか不明なディスクですがないのとあるのでは大きな違いですのでもう少しこれで運用してみたいと思います。

なんにせよ、動いてよかった ホッ

Qnapで使用したディスクで不良セクタ発生中

先日購入したQnap用のHDDが早くも故障してしまった。

どうにもこうにもダメだ。

先日も一度読み取りエラーが出てしまい。使えなくなった状態になったのだがその後不良クラスタを修復するプログラム(HDAT2)で回復したけど結果としてダメだったようだ。

1366769552619

残念。
3Tの容量ともなると故障率が高いのだろうか。災難だ。

スクリーンショット 2013 04 29 8 30

さすがに二回目なのでどうしようもないのかな。

一度修復後にきちんとフォーマットしなかったのもまずかったのかもしれない。普通にそのまま使ってしまったせいで不良クラスタのポジションにRAIDが読み取りに行ってエラーだった可能性もある。

それにしても最近は、色々自作のものがないので家で何もできなくて困りますね。デスクトップが一台くらいないと色々遊べない。小さいマイクロボードのIntelマシーンでもほしくなりますが普段使わないしね。

さて、とは言えもうひとつ買うか。RAIDであるという安心感でここにしか無いデータが結構出来てしまったのが怖い。

QNAP 第8回: [MAC]NAS領域の自動マウント

今回はNASを上手く利用するために、Macの基本機能であるautomountの仕組みについて書いてみたいと思います。

Qnap(NAS)の領域を使用することを考えた場合、Macbookはノートパソコンなのでいつでもオンラインであるかは不明です。ちょっと外で利用して、帰宅して使いたいという時にも使えるようにしてあるのがベストです。よくサイトで見る情報だと、「ログイン時の実行」の中の処理で共有ドライブを利用できるようにしているものもありますが automount の機能を使ったほうがスムースではないかと思います。

MacOSXのautomountも一般的なLinuxなどのautomountと同様の機能を備えているので細かくはネットでググってみると同じような感じで色々出てくると思います。最終的には、ちょっとうまく行かない部分もあり強引に解決してしまっています。ですが一応ウマくは動いているので設定を載せておきます。

automountを使用するためには幾つかの設定ファイルを用意する必要があります。 /etc/以下に auto_master , autofs.conf などがあります。また今回の設定を個別に定義するためにあ auto_afp というファイルを新たに用意しました。

やりたいことは、Qnap(Nas)上の共有ドライブを、ホームディレクトリ以下に自動的にマウントさせます。

autofs.confはautomountの設定を担っていますが今回は特に変更をしていません。

atuo_masterにはauto_afpを参照す設定を記載します。

#
# Automounter master map
#
+auto_master		# Use directory service
/net			-hosts		-nobrowse,hidefromfinder,nosuid
/home			auto_home	-nobrowse,hidefromfinder
/Network/Servers	-fstab
/-			-static
/-			auto_afp	-nosuid,nobrowse

最後の行に auto_afp という設定を参照する、その時には -nosuid , nobrowseというオプションでマウントを行うということを記載します。例えば -fstab とあれば個々の部分は fstab の設定を見るという感じです。

auto_afp

/Users/name/Share -fstype=afp ://name:[email protected]/Share

このように記載します。色々マニュアルを見ると /User/name/Shareを先に特定のユーザで作成しておくとそのユーザとして自動的にmountされるという記載も見ましたがそれは上手く動きませんでした。 rootユーザが先にmountしてしまった場合一般ユーザでは見れない権限になってしまうという問題があります。この問題が解消されている、、はずでしたが結局わかりませんでした。

補足ですがauto_afpを作成せずにfstabに記載することもできます、その際は

192.168.1.100:/Share  	/Users/name/Share url automounted,url==cifs://name:[email protected]/Share 0 0

このように記述します。

ここで再起動すると私のmacbookの場合にはrootで自動的にマウントされてしまいます。この場合でも5分経つとTimeoutでアンマウントされますが(autofs.confの設定)使いづらいです。
先に書いたように本来は権限をもつユーザでマウントしてくれるのが良いですが難しいので起動時にスクリプトでアンマウントするようにしてしまいます。

Macの場合、自動起動をするためには /Library/StartupItemsという場所に設定を置くことになります、内容としてはinit.dなどの感じです。

name@hostname:/Library/StartupItems$ du -a
8	./AutoFs/AutoFs
8	./AutoFs/StartupParameters.plist
16	./AutoFs

フィアルとしてはこのようなものを用意します。名前はなんでもいいですがディレクトリ名とスクリプト名は揃えるルールです。

AutoFs

[ccn_bash]
#!/bin/sh

. /etc/rc.common

# Refarence
# http://qiita.com/items/5ef36bd62b88c9e8197e
#
LOG=/tmp/000.data

StartService () {
sleep 30
date >> $LOG
umount /Users/name/Share >> $LOG 2>&1
if $? -eq 0 ; then
echo “umount success .. ” >> $LOG
else
echo “umount failed .. ” >> $LOG
fi
su – name -c “ls /Users/name/Share” >> $LOG 2>&1

}

StopService () {
umount /Users/name/Share
}

RestartService () {
StopService
StartService
}

RunService “$1”

[/ccn]

簡単に書いています。とりあえずumountして、普段使うnameユーザでマウントしなおしています。sleepをしているのはそのまま実行するとまだディスクにアクセスなどができないでエラーになるためです。

StartupParameters.plist
[ccn_xml]


Description
AutoFs
OrderPreference
Late
Provides

AutoFs

[/ccn]

こちらは定形のフォーマットです。このように記載します。

上記の設定がうまくできて入れば再起動後にnameユーザでマウントされています。またネットワークが切断などをされていても再度使う際に自動的にマウントして利用することができるので便利です。」

2013 04 03 3 55 2

上記のように、左側のペインにドライブをドロップしておくとアクセスしやすくて便利です。

上部へスクロール