2023年のLinux Gaming はどうなるか

2022年は、Software Design に「Linuxデスクトップ」をテーマに執筆をさせてもらいました。すでにその時からも状況がどんどんアップデートされていて凄く楽しいタイミングだと感じます。色々ターニングポイントになるようなタイミングは技術的にも楽しいことが多いですね。

https://www.gamingonlinux.com/2023/01/what-i-want-to-see-in-2023-for-linux-steam-deck-and-more/

こちらの記事にも有りますがやはりハードウェアとしてのSteamDeckが普及をかなり後押ししてくれるように思えます。私はまだ入手してないのですがネットを見る限り当初の「でかい」ということはネガティブではなく概ねポジティブな意見が多いように見えました。 The WitcherをLinuxとWindowsで遊びましたがクロスプレイでシームレスにセーブデータが引き継がれているのを見ると、SteamDeckでも同じことができると思うとちょっと遊ぶというのが非常に良い体験として得られているのだろうなと思います。ハードウェアとOSを同じメーカが出すことの意義はAppleやコンシューマーゲーム機で十分わかっているので今後もこのあたりはいい感じですすめてほしいですね。ただこのSteamOS自体をもっと多くのハードでも出てほしいなという気もします(SteamDeckのあの価格はSteamの収益有りきだと思うのでなかなか張り合うのは大変かもしれませんが)

https://www.steamdeck.com/ja/

円高円安にもめげず、値段据え置きで出ている点もいいですね。SteamDeckは最初から部品交換や修理をしやすいように設計されている点も好感度が高いです。こういった小型のハードではあるもののディスクをSSDに換装するなども色々記事も出てきており一番小さいモデルでもその後変更できる点は嬉しいところですね。

GOG Galaxy and Epic Games Store on Linux — officially. Yeah yeah, Steam is great and all but options are better for consumers as a whole. Wine / Proton development has helped firmly bridge the gap of getting games working on Linux, now we need the other stores to follow along but this is the biggest ask, much more of a dream than any of the previous.

https://www.gamingonlinux.com/2023/01/what-i-want-to-see-in-2023-for-linux-steam-deck-and-more/

Linux Gamingは、Steamが公式のクライアントがあるのでだいぶ先行していてあとはWineを活用して利用することになりますが、GOG/Epicが公式クライアントが出ることがあればまた変わってきそうですね!

The Witcher® 3 on Steam/Linux + Nvidia 3050TiでDLSS対応

年末セールになっていた、The Witcher® 3を購入してみました。80%OFFには惹かれます。ゲーム自体も興味があったのですがやはりLinuxでどれだけ動くのかなというのが気になったので買ったというのが強いです。特にProtonの修正でThe Witcher® 3の表記をみたので気になりました。

Nvidiaのドライバを最新にUpdateしておきます。今回は 525.60.11を利用します。

Steam上で、DLSSを有効にすうるためには3つの手順が必要です

1)互換性で「Proton Experimental」を選択
2)./.local/share/Steam/steamapps/common/The Witcher 3/dxvk.conf (ない場合には新規に作成)

dxgi.nvapiHack = False

を記載。
3)Steamからの実行する際の環境変数に PROTON_ENABLE_NVAPI=1 %command% を追加

起動オプションに追加

これでゲーム内の設定でDLSSを指定することが出来ます(指定をしていないと、「DLSSに対応していません」となります。

非常に見づらいですが、左上にMongohudの表示が出ています。まちなかでFPSが50-60程度です。ディスプレイ解像度が 2560×1440 のため少しパフォーマンスが悪いですが十分に遊べる感じです。
しかし実はこの、Nvidia 3050 Tiですが、Windowsで実施する場合にはレイトレース・グローバルイルミネーション、レイトレース・アンビエントオクルージョンが有効になるのですがLinuxでは動きませんでした(もっとも3050では動かしたらFPSほとんど出ないのでガクガクになりますが・・)このあたりはアプリ側の問題なのか、ProtonなのかNvidiaのDriverなのかは判断つかず。

(追記)
レイトレーシングですが、以下の環境変数を入れることで対応できますが、、、動かずFPSが1とかになって何も描画されない状態になってしまいました。
 VKD3D_CONFIG=dxr11 PROTON_ENABLE_NVAPI=1 %command%

ということでしばらくはこの世界でのんびりと遊んでみたいと思います。

プロトン 実験的な修正 The Witcher 3 — ハンドルのサポートの改善
ウィッチャー3 ワイルドハント コンプリートエディション 期間限定80%OFF

[D2R] 低レベルHELL入り+レベリングを行うBumper/Rusherを復習

Diablo2 Resurrect 遊んでいますか?

そろそろラダーも始まると告知がありましたね。D2Xの時代からレベルアップとクエストを一気に進める方法として「Rush/Rusher」「Bump(er)」というものがあって Wiki にも乗っているのですがなんとなく復習がてら Bumpについての説明をしてみます。

  • 「Bump」することで、HELLにLv1のキャラを運ぶことが出来ます。
  • Lv1(HELL)のキャラは数時間でLvXXまで一気にレベリングを行うことが出来ます。

準備

いくつかの準備が必要です

  • 3つのアカウント(D2Rを3つ持ってないので今回はD2Xでやります)
  • (Rusher) Lv80以上で単体でNMバールまでを倒すことができるキャラ(かつ、レベリングするならSXをクリアできるキャラ)
  • (Bumper/Rushee) Lv40以上でノーマルBaalをクリアしてないキャラ
  • (LV1) Bumpしたい低レベルの新規キャラ

LV1キャラをACT5までRush

これは通常(?)同様にRushします。Sorcがいれば多分30分もかからないでACT5まで行くことができるかと思います。

Bumperでノーマルレベルをクリア

  1. Bump用のキャラでゲームを作成します。
  2. Lv1キャラ、Rusherキャラでゲームに参加します。 この段階で3pplですね。

3. このままBaalを倒しますが、Bumperキャラは、「Worldstone Chamber」にいるようにします。(死んでていてもいいのでRusherがBaalを倒すまでそのままいましょう)。Lv1キャラは、ACT5の街にいる状態です

4. Baalを倒すと、(LV1)キャラのACT5-6のクエストが終了した状態になり次のナイトメアに行くことができるようになります。

5. 再度、上記を繰り返してすすめます。ナイトメアでは(Bumper) ( Lv1)の いずれのキャラもRushします。特に(Bumper)は3馬場(Ansient)もクリアしてBaal前まで行けるようにしましょう
6. そのまま先ほどと同じようにBumpをCamberに残してHELLに行く事ができます。
7. 順調にACT4までRushを更に行うことで終了です

サクサクとやっていけば、さほど時間がかかることもなくここまでこれるかと思います。正直Rusherのキャラが弱くてHELLのQuestこなすのはちょっと大変でした。長老を倒す際には、近くの画面内に控えてないといけないので以外に広いスペースで戦ってしまうとクリアできなくて難儀ですね。

パワーレベリング

さてここからが本題です。レベル差がありすぎるとレベルが上がりづらいのですが ACT4のCSエリアでは簡単に上がっていきます(Diabloは倒す必要がありません)既に、Questをここまで勧めているだけでLv8になっていますね。

まずは、RusherのキャラにひっついてCSを1回クリアした状態です。10分くらいですかね?Lv8から12まで上げることが出来ました。死なないで上手についていかないと被弾するとすぐに死ぬので一人で操作するのはちょっと難しい・・・ うまくすれば2時間位でかなりのレベルに到達できるはずです。

まとめ

というころでラダー開始前にBumperの復習でした。Rush(Rusher/Rushee) やBumpなどもトレードと同じように「Service」って感じでやってくれるひとが募集していることもあるので利用する事があるかもしれません。もちろnこのような方法は好きではなくしっかりと遊ぶべきだという人もいるとは思いますがいろいろな遊び方の一つということでご紹介でした。

Windows, Linuxのアプリ(Game)の導入を支援する最強の「Wine」管理ツール Lutris(Wine以外も使える)

Lutisが素晴らしいというのを目にしながらあまり有用性を感じてなかったのだがこれは、Wineのバージョン管理 が出来る素晴らしいアプリだ。

1.Wineの管理機能が簡単に呼び出せる

環境変数を切り替えて色々な設定を呼び出すのは意外に手間。メニューから呼び出すことが出来ます。

2. Wine(Runner)を切り替えることが出来る

これはなかなか便利で新しいエンジンを試すことが出来ます。これはネイティブにWineを入れてしまうと結構骨が折れることを簡単に実現できています。

追加でどんどん入れることも出来ます。

3.実行環境を設定が詳細に出来る

Runner(Wine)だけでなくてSystemの設定もある程度変更できます。この場合、ディフォルトでは NVIDIA (Prime Render )がOFFなのですがONに出来たり、FPSを表示する MangoHudを一緒に起動できたりします。

4.同じアプリを別バージョンを入れることが出来る

意外に重要でDiablo2のModをするときとかはクリーンな環境で新しいものを作って遊んでいたので別バージョンが入れれるってのはWindowsを使わないでWineを使うメリットの1つなのでよくわかっていますね。

5. 半端ないプリセット

膨大なゲームが登録されています。Wine経由のWindowsのゲームもメジャーなものは結構あるのではないでしょうか?普段あそんでいるDiabloも沢山登録されています。これらのゲームに対して事前の設定がされてそのままでも動くようになっていると思うと素晴らしいですね。

おまけ

最近登場した、Diablo2 Resurrected もBattle.netアプリ経由で起動(購入)する必要がありますね。無事に起動するようです。

そんなアプリの設定を見るとだいぶ大変そうなことが想像できます。先人の苦労に感謝ですね。

Valkan と OpenGLのFPSやCPUなどの情報を表示する mangoHud (Linux)

ゲームの配信とかを見ているとたまにいい感じにFPSとかを表示しているものなどがあったのでLinuxでも同じようなことが出来ないかを見ていたら見つけました。

sudo apt install mangohud

手持ちのPOPS_OSの場合には素直にそのまま入れることが出来ました

mangohud glxgears

OpenGLのサンプルを動かしてみるとこんな感じにオーバレイして表示されています。

これはWine経由やSteamのアプリでも表示できるようです。

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