最近Boxが50Gという容量を無料で使えるようにしていたので一時的にはこの手のもので全然大丈夫だと思っていますしそのように使っています。
といってもやっぱりどこか不安なので最近では大事そうなものはAWSのS3に保管しています。S3も値段的にはすごい安いわけではないのですがそれほどコストを使うことなく利用ができます。BoxはダメでS3は安全なのかといわれると色々意見はあるとおもいますがS3はDropboxやEvernoteのバックグランドで使われていますし現時点でもっとも勢いのあるクラウドベンダーなのでそうそうどうにかなることもないのかなと思っています。またS3にはGlacierという利便性は損ねても費用は1/10の領域も使うことが出来るのが魅力です。
ほんのすこし前まではAPIでアクセスしたりするのが一般的でしたが最近ではファイル転送ソフトがS3をサポートしていたりとなにげに便利になってきました。
Transmit
カテゴリ: ユーティリティ
価格: ¥3,400
というわけで有名なFTPクライアントである「Trasmit」です。
ダウンロードして起動するとこんな感じの画面になります。AppStoreでなく直接サポートサイトからダウンロードすれば7日間使えるトライアル版があります。
右側のペインの「S3」を選択して登録をしてみます。このアプリの良い所は「バケット(S3のフォルダのようなもの)」を指定する必要がないところです。他にもWindowsなどでこの手のアプリを使ったりしているのですがバケットを指定する必要があるばあい、バケットを追加したりすると面倒なのでこれはかなりいい感じです。
この画面で「ディスクとしてマウント」をクリックするとMac上のデスクトップに「ディスク」のアイコンが表示されてマウントされます。
その前に「+」でお気に入りに登録しておきましょう。
開いてみると「バケット」がフォルダアイコンで表示されます。便利ですね。
Tansmitのアプリからプロパティを見ることも出来ます。なにげに、場所(Region)とか、所有者とかきちんと出てきているのが良いですね。容量についても正しくとれいているようです。専用ツールではないのでこれくらいで十分ですかね。
さて最後にS3のストレージには暗号化が出来るようになっています。Tansmitの標準の設定ではできないのですが設定の中に「カスタムS3アップロードヘッダ」というものがありそこで指定することが出来ます。
- x-amz-server-side-encryption : AES256
この設定でどのようになるか確認してみます。
このように暗号化されているのがわかります。
確認していて気になったのは「ドライブ」としてマウントした場合にアップロードすると「公開
(make public)」された状態になってしまいます(URLがわかるとダウンロードできる状態)。なのでこの辺りは注意が必要ですね。(Transmitのアプリからアップデートすると公開されていない状況です)
ということでS3をより簡単に使うことが出来るようになったかと思います。
- [AWS – S3の料金体系が分かりにくいと聞かれたので纏めた – Qiita [キータ]](http:// qiita.com/kawaz/items/07d67a851fd49c1c183e)
- 料金 – Amazon S3 (クラウドストレージサービス Amazon Simple Storage Service) | アマゾン ウェブ サービス(AWS 日本語)
料金が値下げされたりするのがAWSの良い所なので最終的には確認して欲しいですがこちらによく整理されています。
S3はダウンロードするとお金がかかるのでとっておきたいファイルなどをおいておくのが良いです。またGlacierと連携することでさらに安く保管しておくことが出来ます。この辺りはまた今度書いてみたいと思います。